設定といえども、インターネットに接続する設定などは各自マニュアルを見てもらうこととして、ここではサーバーを公開するにあたって必ず設定する必要のあるNATテーブル(IPマスカレードテーブル)について解説します。NATテーブルを正しく設定することによってサーバー公開だけではなく、IRCやネットワーク対戦ゲーム、NetMeeting、MSN
Messangerなどのネットワークアプリケーションなども使用できるようになります。
WWWサーバーを公開するための設定としてプロトコルにTCP、先頭ポート番号に80番、終了ポートに80番(通常は空欄で構いません)、変換IPアドレスにサーバーとするコンピュータのIPアドレスを入力します。接続しているコンピュータが1台のみであった場合、OPT50のデフォルトでは「192.168.0.2」に指定されているのそれを入力します。くれぐれも「192.168.0.1」を指定しないようにしてください(「192.168.0.1」はルータのIPアドレスなので)。以下のように設定すると訪問者からのアクセスがあった場合に、ルータが認識し、外部からのリクエストをサーバーマシンである「192.168.0.2」へと繋いでくれるようになります。なお、サーバーマシンのIPアドレスを手動で設定する場合は「
手動でIPアドレスを設定する」を参照してください。
同様にFTPサーバー、SMTPサーバー、POPサーバーを構築する方は以下の表を参考にNATテーブルに追加していってください。
ポート番号 |
プロトコル |
変換IPアドレス |
80 [http] |
TCP |
192.168.0.2 |
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20 [ftp-data] |
TCP |
192.168.0.2 |
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21 [ftp] |
TCP |
192.168.0.2 |
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25 [smtp] |
TCP |
192.168.0.2 |
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110 [pop] |
TCP |
192.168.0.2 |
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