サーバー構築 セキュリティ TCP/IP基礎 TIPS 書籍 ブログ

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 サーバー構築導入編
はじめにお読みください
自宅サーバー構築前の準備
固定IPアドレスのススメ
参考:自宅サーバー環境
 ルータ設定編
ルータとは何か/ルータの賢い選び方
手動でIPアドレスを設定する
NAT/IPマスカレードとDMZの違い
 Apacheでのサーバー構築
WWWサーバー構築の流れ
Apache2.0の導入/インストール
Apacheの構造
Apache とにかくこれがやりたい!
ブラウザでの確認/Webページ公開
Apache(1.3)の設定 PART①
Apache(1.3)の設定 PART②
制御ファイル「.htaccess」
付録:Apacheの設定 索引
AN HTTPDの設定
ApacheLogViewer でアクセスログ解析
 DynamicDNSを利用する編
Dynamic DNSとは?
Dynamic DNSの管理
無通信状態での自動切断の防止策
急げ!新ドメインは早いもの勝ち!
 FTPサーバーの構築編
War FTPのインストール[ Ver.1.82 ]
War FTPの設定[ Ver.1.82 ]
War FTPの設定:基礎編 [ Ver1.65 ]
FTPサーバーの動作確認/ログイン
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FTPコマンドでファイル転送する
TFTPサーバーの構築/コマンド
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メールサーバーソフトのインストール
メールサーバーソフトの基本設定
 VNCサーバーの構築編
TightVNCによるVNCサーバーの構築
 バックアップ編
True Imageのインストール
True Imageによるイメージバックアップ
True Imageによるバックアップからの復元
 自宅サーバー関連書籍

「全部フリーソフトで作るシリーズ」のWindowsXP版。初心者でもわかりやすい解説で人気のある1冊です。これから初めてサーバー構築する方には特にオススメ!


Apache2の逆引きリファレンス。知りたいと思ったディレクティブが簡単に引けて大変重宝しています。内容も非常に濃いのでこんな機能があったのか~と思わず感動してしまう事も。お勧め。
 レンタルサーバー
Xbit(エクスビット)
さくらインターネット
ロリポップ!
 個人情報(IPアドレス)の確認
SSI環境変数
 関連ソフトウェアDOWNLORD
AN HTTPD
Apache
BlackJumboDog
Tiny FTP
War FTP
3CDaemon
ArGoSoft Mail Server
DiCE
九十九電機


 

(2006年9月18日最新版に改定)

サーバーを構築するにあたってまず最初に考えなければいけないのが、プロバイダ選びです。基本的に、どこのプロバイダに加入していようと、提供するサービスにさほど大きな違いはありません。唯一、大きな違いがあるとすれば、IPアドレスの問題です。IPアドレスをグローバルIPアドレスにするのか、それとも固定IPアドレスにするのかによって、加入するプロバイダも変わってきます。

グローバルIPアドレスとは、インターネット接続の都度、IPアドレスが変わるアドレスのことで、動的IPアドレスとも言われています。グローバルIPアドレスは、ケーブル回線でない限りは、ほぼ全てのプロバイダが提供しているので、ここでプロバイダ選びに迷う事はないでしょう。逆に、固定IPアドレスは、提供しているプロバイダもあまり多くはなく、提供していたとしても個人で加入するには料金が高すぎたり、IP8(IPアドレス8つ)からしか提供されていなかったり、DNSサーバーを提供していなかったりなど、なかなか自分の条件を満たしたプロバイダを見つけるのは骨の折れる作業です。

結論から先にいうと、グローバルIPアドレスでも、固定IPアドレスでもサーバーを構築する事は可能です。しかし、筆者は固定IPアドレスをオススメ致します。その主な理由は、グローバルIPアドレスは、運用が面倒だからです(笑)。最近は、グローバルIPアドレスといっても、よっぽどの事がない限りは、パソコンの再起動やルータの再起動によってIPアドレスがころころと変化する事はありませんが、それでもやはりIPアドレスは変わるのです。当サイトでも紹介している、DiCEなどを利用すれば、IPアドレスの変更に自動で対応する事ができますが、もし仮にWebサーバーに接続できないなどのトラブルが発生したときには、真っ先に疑わなければならないのがIPアドレスなのです。また、IPアドレスが変化していなかったとしても、DynamicDNSを提供しているDynamicDNSサービス業者側のサーバーダウンによって自分のサーバーも影響を受けてしまう事もあります(←何回か経験があります)。こうなってしまうと、自分の力ではお手上げです。

固定IPアドレスにしておくと、IPアドレスが変化する事がないので、問題の切り分けが非常に楽になります。単にIPアドレスが変わらないというだけで、サーバー運用のストレスは劇的に解消されるのです。これは、筆者がグローバルIPアドレスで2年近く運用してきた経験則から述べています。最近は、固定IPアドレスも安価に取得する事ができるようになっているので、資金に余裕があるならば(といっても値段は大して変わりませんが)、固定IPアドレスを利用できるプロバイダを選択するようにしましょう。なお、固定IPアドレスにする場合は、独自ドメインでの運用もオススメいたします。ただし、ひとつ注意点として、固定IPアドレスであるということは、不正なアクセスを受ける可能性が高くなることでもあります。セキュリティ対策もしっかりと行う必要があります。サーバー構築に自信がない方は、無闇に固定IPアドレスにして危険を冒す必要はありません。


■固定IPアドレスが取得できるプロバイダ

固定IPアドレスが利用できるプロバイダとして、個人的には、インターリンクの ZOOT for Bフレッツ をオススメしますが、 最終的には月額料金をどこまで出せるかによって異なってきますので、懐と相談してじっくり検討してみてください。

INTERLINK ZOOT for Bフレッツ

筆者が現在加入しているプロバイダです。料金も手頃で、サービスも非常に安定しています。固定IP1で月額2000円から、複数固定IP8のBフレッツ(ファミリー・マンションタイプ)でも7,350円という安さです。「業界最安値」という謳い文句も十分にうなづけます。IP1/IP8/IP16/IP32/IP64/IP128 まで提供しています。

セカンダリDNSサーバーは1ドメインまで提供。固定IP1 の場合は、オプションでMOOTサービスに加入する事で、セカンダリDNSの逆引きが行えます。固定IP8以上の場合でも、オプションで逆引き設定が行えます。サポートもしっかりしているので、筆者が自信をもってオススメできるプロバイダです(サポートセンターの技術スタッフも知識豊富な感じでした)。


BB.excite

BB.excite接続会員の方を対象に、オプションサービスで固定IPアドレスをひとつ提供しています。IPアドレス逆引きの権限委譲は行っていません。フレッツ・ADSL、Bフレッツ(ベーシックタイプ以外)をご利用の場合は月額2500円となり、こちらも手頃な価格設定です。なお、ADSL/光ファイバー のコース料金を合わせると3000円になります。いまなら、光ファイバー接続料6ヶ月間無料キャンペーンを行っています(06年10月31日まで)

BIGLOBE

NECが運営する国内最大級のインターネットプロバイダです。固定IPアドレスを取得する事ができますが、オプションサービスとなります。価格は、固定IPアドレス分だけで3,675円と上記2つに比べるとやや高めの設定です。また、注意点としてQ&Aに「ご自宅でのメールサーバの運用はご遠慮ください。」と記載されているので、メールサーバーまで構築する予定の方は、BIGLOBE以外のプロバイダにしたほうが無難かもしれません。

さくらインターネット

  レンタルサーバーとしても有名なさくらインターネットの「さくらのフレッツ接続」では、固定IP1を無料で提供しています。価格も、フレッツ・ADSLで月額780円、Bフレッツで月額980円と最安値の価格となっています。現在は、システムメンテナンスのために新規受付を停止していますが、10月6日から再開される予定です。安さで選ぶならさくらインターネットで決まりです。

 






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