前項の「Dynamic DNSとは?」でDynDNSのDynamic
DNSサービスの申し込み・登録手順を紹介しました。これでWWWサーバーのみならず、FTPサーバー、メールサーバーなど自宅で構築することのできるサーバーのほぼ全ての環境が整ったことになります。もうIPアドレスが変わっても心配はいらないので、FTPサーバーもメールサーバーも、あとはサーバーソフトの設定を覚えるだけでよいわけです。もはや、FTPサーバーの解説なり、メールサーバーの解説なり、あるいはセキュリティのページなど、自分の興味のありそうなページから読破していってください。しかし、その前にやっておいた方が便利なことがあります。それは、Dynamic
DNSの管理です。前項までの説明だと、IPアドレスが変わるたびに、いちいち、IPアドレスを調べてから、DynDNSのWebサイトでログインして、IPアドレス変更の申請をし直すという過程を踏まなければならず、これではちょっと煩雑さを拭えません。
そこで登場するのがDymamic DNSを管理するためのソフトで、「DiCE」という非常に便利なソフトがあります。「DiCE」を使うことで上述した面倒な操作を自動化することができるのです。厳密に言えば、IPアドレスが変更した際の更新をDynamic
DNSサーバーに自動的に通知してくれるわけです。他にも自動切断を防ぐための「Ping機能」も実装されているのでとても便利です。DiCEには、フリーウェアヴァージョンとプロフェッショナルヴァージョン(ひと口:600円)があり、プロフェッショナルヴァージョンではサービスとして起動することもできるようになります。それでは以下に、DiCEの使い方について解説していきます。
プログラムは以下のサイトよりダウンロードしてきてください。
尚、DiCEの公式Webページは以下のサイトです。