SSI(Server Side Include)を使えるようにするには、「Includes」を追記します。なお、SSIはセキュリティ上、危険性を孕んでいるために、安全に安定した運用をしていくためには以下のように「IncludesNoExec」としてください。「IncludesNoExec」とすることによって、「SSIは許可するが、ExecコマンドとCGIスクリプトのIncludeは含まない」ようになります。
order allow,deny
allow from all
deny from xxx.mydomain.com
deny from 209.15.150.XXX
<Files ".*">
deny from all
</Files>
アクセス制限をかける場合は、2つのケースが考えられます。1つは「基本的に全てのアクセスを許可し、特定のアクセスを拒否する」場合と、2つめに「基本的に全てのアクセスを拒否し、特定のアクセスを許可する」場合です。上記の例では前者の例での指定方法です。まず、「Order
allow,deny」で「allow(許可)」を先に指定し、後から「deny(拒否)」の指定を行います。もしも、後者の「基本的に全てのアクセスを拒否し、特定のアクセスを許可する」設定を行う場合は、「Order
deny,allow」と指定の順序が逆になりますので注意してください。「allow」では「all」を指定しているので基本的に全てのアクセスを受け入れる指定です。次に、「deny」で「xxx.mydomain.com」からのアクセスと「209.15.150.XXX」からのアクセスを拒否するように指定しています。なお、「deny」の指定の数は無限に設定することが可能です。仮にLAN内のみのアクセスだけを許可し、WAN側からのアクセスを拒否したい場合は、 order deny,allow
deny from all
allow from 192.168.0 のようにします。この時、「order」の順番には注意してください。
なお、HTTPメソッドで制限を行いたい場合は「Limit」を記述する必要があります。例えば、「Get」に限定して指定を行いたい場合は <Limit Get>
allow from all
deny from xxx.mydomain.com
</Limit>
のように記述します。このように指定すると、「xxx.mydomain.com」からのアクセスであっても、Getメソッドに限定してアクセスを拒否することができるようになります。つまり、「xxx.mydomain.com」からのアクセスでも、Postメソッドでアクセスしてきた場合は許可すると言うことになります。