第7回:プラグインのインストール[ BIGPAPI ]
第6回では、コメントの連続投稿を制限する方法について説明しました。今回は、Movable Type にプラグインをインストールする方法について説明します。
Movable Type は、プラグインを導入することで、デフォルトでは実現できない多くの機能を拡張する事ができます。Firefox がプラグインを追加する事で初めて使い勝手の良い強力なブラウザになるのと同様に、Movable Type もプラグインを導入して初めて使い勝手の良いブログシステムになるといっても過言ではないと思います。勿論、そのプラグインを開発した作者さんがいるわけで、作者さまには大変感謝しております(o*。_。)oペコ
まず最初に、今回はプラグインのインストール方法について説明します。インストールするプラグインは、BIGPAPI というプラグインで、Movable Typeの管理画面を表示する際に、テンプレートの一部を動的に置換する働きのあるプラグインです。BIGPAPI だけでなにかが実現できるというわけではなく、BIGPAPI に対応したプラグインを併用することで、より多くのプラグインを利用できるようになるわけです。今後、BIGPAPI に対応したプラグインの紹介をしていく予定なので、まずは最初にこのプラグインをインストールしてしまいます。
では、以下のサイトより、BigPAPI.tar.gz をダウンロードしてきてください。
http://www.staggernation.com/mtplugins/BigPAPI/
Windowsを使っている方は、tar.gz を解凍できるソフトで解凍してください。もし、持っていない場合は、上記サイトの「Plugin Code (.pl file)」というリンクをクリックして表示されたソースをテキストエディタなどにコピー&ペーストして保存してください。なお、保存する際に、文字コードをMovable Type の文字コードと合わせてください。そうでないと、文字化けの原因となります。
いないとは思いますが、自分が使用しているMovable Type の文字コードがわからない方は、MTディレクトリ内にある mt-config.cgi を開いて、 PublishCharset ディレクティブを確認してください。デフォルトのまま変更していない場合は、UTF-8 となっているはずなので、BIGPAPI.pl もそれに合わせて UTF-8 に変換しておくと良いでしょう。
もし、ダウンロードしたBigPAPI.tar.gz 内のBigPAPI.pl が、使用しているMovable Type の文字コードと異なる場合は、筆者が以前に紹介した Kanji Translator で変換してみてください。勿論、使い慣れてる変換ソフトやエディタがあればそちらを利用してください。
それでは、さっそくプラグインをインストールするわけですが、プラグインをインストールするというよりは、.pl ファイルを 指定のディレクトリにコピーするといった表現の方が正しいです。そのコピーするディレクトリが、MTディレクトリ内の plugins ディレクトリになります。
(MTディレクトリ)/plugins
さぁ、コピーできたでしょうか?コピーするだけだからできない方はいませんね(;^_^
BIGPAPI のインストールはこれで終了です。
最後に、BIGPAPI が正常にインストールされたかどうか確認しておきましょう。管理画面のトップページを開き、右サイドメニューの「プラグイン」をクリックします。すると、すでにインストールされているプラグインが列挙されているので、BIGPAPI の文字があるかどうか確認してください(以下図参照)。
もし、BIGPAPI の文字が表示されていれば、インストールは成功です。 以上で、第7回は終了です。今後、BIGPAPI に対応したプラグインの紹介もしていきます。