第39回:特定カテゴリーに属するエントリーを非表示にする [ CatEntries ]
第38回では、MTPaginate プラグインを使って、同一ページで複数のページ分割を用いる方法について説明しました。今回は、特定カテゴリーに属するエントリーを非表示にする CatEntries というプラグインについて紹介します。
あれ?前に似たような記事がなかったっけ?そう思われた方は、当ブログをくまなく見てくれている方ですね(笑)。詳しくは、第10回:特定カテゴリーを非表示にする[ FilterCategories ] を参照していただきたいのですが、FilterCategories プラグインの場合は、サイドバーなどに表示させる「カテゴリー名」そのものを非表示にする場合に用い、CatEntries は、メインページなどのインデックスページにおいて、特定カテゴリーのエントリーだけを非表示する場合に用います。
例えば、ニュースカテゴリーと日記カテゴリーのあるブログの場合に、本来ならば日記カテゴリーに属するエントリーを目立たせたいのに、ニュースカテゴリーの記事の方が多くなってしまって、本当に見せたい日記カテゴリーが埋もれてしまうことがあります。その場合、ニュースカテゴリーに属するエントリーを非表示にし、トップページには日記カテゴリーだけを表示させてあげればかなりすっきりして見ることができます。
また、他の使い方として、ブログとモブログを使い分けたい場合にも有効です。モブログは、携帯電話から気軽に更新できることがメリットですが、文章的には、1行2行の文章しか打たない事の方が多く、メインページに表示させるのはちょっとおこがましいというケースもあります。その場合に、モブログのエントリーはトップページには表示させず、サイドバーなどに表示させるようにすれば、トップページはかなり整然として見やすくなるでしょう。
なお、MTEntries タグの条件式には AND や OR を用いますが、Movable Type3.3からは、NOT の条件指定ができるようになったので、MT3.3 以降は、わざわざ CatEntries プラグインを使う必要はなさそうです。
それでは、前置きが長くなりましたが、さっそく以下のサイトから CatEntries をダウンロードしてきてください。CatEntries3.0.pl.txt が置いてあるので、それを CatEntries3.0.pl として保存し、plugins ディレクトリにアップロードすればインストールは完了です。
使い方は、とても簡単です。下記をみてもらえばわかるとおり、MTEntries タグを MTCatEntries タグに書き換えるだけです。そして、非表示にしたいカテゴリーを exclude 属性で指定し、除外してあげるだけです。以下は、moblog カテゴリーを除外した例です。反対に、特定カテゴリーを含むエントリーだけを表示させたい場合は、include を用います。また、複数のカテゴリーを指定する場合は、カンマ「,」で区切って列挙します(例: exclude="moblog,news,photo")
■変更前
・・・
</MTEntries>
■変更後
・・・
</MTCatEntries>
以上で、第39回は終了です。