第3回:Movable Type の日付フォーマットを理解する
今回は、カスタマイズではなく、Movable Type で用いる日付フォーマットについて説明していきます。Movable Type では、ブラウザ上に出力する日付フォーマットを好みに合わせて変更する事ができます。例えば、同じ「2006年6月21日(水)」であっても、表示形式は様々あるわけで、「2006/06/21 Wed」であるかもしれないし、「July 21, 2006 」と記述する場合だってあります。今回は、この日付の表示形式を備忘録の意味も込めて一覧にしてメモしておこうと思います。
以下に記述する日付フォーマットに関しては、マニュアルにも記載されているので詳しくはそちらを参照してください。マニュアルは、mt-static ディレクトリ内にある docs/mtmanual_tags.html に記述されています。
まず、日付タグの使い方について簡単に説明します。例えば、テンプレート内に以下のような記述があったとします。「%Y 」で西暦4桁を表し、「%m」 で月を表示し、必要に応じて「0」を付加して2桁で表示します。そして、最後の %d が 日にちを表し、これも必要に応じて「0」を付加して2桁で表示します。
上の例の場合、ブラウザ上では次のように出力されます。
2006年06月21日
仮に、2006年6月8日 のように10の位に「0」を付加しない形で表示したい場合は、以下のようになります。
また、%x のformat 属性を使うと、それだけで「2004年06月21日」のように表示されます。但し、Movable Type の日本語版を使っている場合に限ります。
もし、日付を英語表記にしたい場合は、日付の言語を変更する事で「日本語」表記と「英語」表記の切り替えを行う事ができます。例えば以下の例を見てください。日本語表記の日付で表示したい場合は、language の値に「jp」を、英語表記の日付で表示したい場合は、「en」を指定します。
それでは、以下に format 属性で指定できる値をまとめておきますので、参考にしてください。
format属性 | 日本語 | 英語 | format属性 | 日本語 | 英語 |
---|---|---|---|---|---|
%a (曜日を省略文字で表示) |
- | Mon | %H (時間の表示→24時間表示で、必要に応じて「0」を付加して2桁で表示) |
21 | 21 |
%A (曜日を文字で表示) |
月曜日 | Monday | %I (時間の表示→12時間表示で、必要に応じて「0」を付加して2桁で表示) |
08 | 08 |
%b (月を省略文字で表示) |
4 | Apr | %k (時間の表示→24時間表示で、必要に応じてスペースを付加して2桁で表示) |
21 | 21 |
%B (月を省略せずに表示) |
4 | April | %l (時間の表示→12時間表示で、必要に応じてスペースを付加して2桁で表示) |
8 | 8 |
%m (月を数字表示→必要に応じて「0」を付加する) |
04 | 04 | %M (分数の表示→必要に応じて「0」を付加して2桁で表示) |
00 | 00 |
%d (日を表示→必要に応じて「0」を付加して2桁で表示) |
09 | 09 | %p (AM または、PM を表示) |
AM | AM |
%e (日を表示→必要に応じてスペースを付加して2桁で表示) |
5 | 5 | %S (秒数の表示→必要に応じて「0」を付加して2桁で表示) |
06 | 06 |
%x | 2004年06月16日 | ||||
%X | 22:00 | ||||
%y (年を表示→必要に応じて「0」を付加して2桁で表示) |
06 | 06 | %Y (年を表示→4桁で表示) |
2006 | 2006 |