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Movable Type
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Movable Type のカスタマイズ関連について扱っていきます。

第1回:Movable TypeのPHP化

Movable TypeのPHP化について説明していきます。

Movable Typeは再構築時に、デフォルトでHTMLファイルで出力するようになっています。しかし、ヘッダーやフッター、サイドメニュー、トップメニューなど、全てのページで共通する部分をインクルード(読み込み)したい場合には、PHP化しておく必要があります。PHPが使える環境にないという場合でなければ、新規ブログを作成したら、真っ先にPHP化しておくべきでしょう。それは、後からPHP化するとなった場合に、URLの拡張子を .html から .php へと変更せざるを得なくなるので、サイトをPHP化することに躊躇してしまうこともあるからです。

■PHP化の主なメリット

サイト内で共通する部分(ヘッダーやフッター)を外部ファイルから読み込むことができる
PHPスクリプトが使えるようになるのでカスタマイズの幅が広がる
ディスク容量の節約、再構築時間の短縮につながる


それでは、さっそくMovable TypeのPHP化について説明していきます。手順は簡単です。単に拡張子を html から php に変更するだけです。

■1.アーカイブファイルのPHP化

Movable Typeの管理画面で、「環境設定」→「設定」→「公開」を開きます。中段辺りの「アーカイブの拡張子」を「html」から「php」へ変更します。変更したらページの1番下にある「変更を保存」で設定を保存しておきます。

管理画面


■2.メインページのPHP化
メインページ(インデックスページ)は、アーカイブファイルとは別のところでPHP化する必要があります。管理画面から「環境設定」→「テンプレート」→「メインページ」を開きます。「出力ファイル名」のところを「index.html」から「index.php」へ変更します。変更したら「保存と再構築」で設定を保存します。

管理画面




■3.アーカイブページのPHP化
上述した「メインページのPHP化」と同様に、アーカイブページもPHP化します。管理画面から「環境設定」→「テンプレート」→「アーカイブページ」を開きます。「出力ファイル名」のところを「archives.html」から「archives.php」へ変更します。変更したら「保存と再構築」で設定を保存します。


■4.再構築する
「ユーティリティ」→「サイトを再構築」から「すべてを再構築」を選択して、再構築します。

以上で、Movable TypeのPHP化は完了です。サイトを確認して、URLの拡張子が .php で終わっていることを確認してください。

ここでひとつ注意点として、再構築後は、index.html と archives.html を削除してからサイトを確認するようにしてください。何故なら、ほとんどのサーバーでは、index.html と index.php が両方とも同階層に存在した場合には、index.html を優先して表示しようとするためです。メインページのテンプレートを変更しているのに全く外観が変わらないという場合は、index.html がサーバー上に残っていないかどうか確認しておきましょう。

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