単位として1バイト=8ビットであることは前述したとおりですが、コンピュータで使う単位には8、16、32、64といった8の倍数が頻繁に出てくるのは、8ビットを単位としているためです。コンピュータの頭脳とも言えるCPU(Central
Processing Unit)[中央演算処理装置]の性能を表す名称を、16ビットCPUや32ビットCPUなどと呼びますが、これは一度に処理することのできるデータ量が16ビットであったり、32ビットであったりすることを表しており、数字が大きいほどそれだけ多くのデータを一度に処理することができます。また、画面解像度の640X480、1024X768なども8で割り切れる数字になっています。デスクトップを右クリックして「画面のプロパティ」で「画面の色」の部分を見てみると「256色カラー
8ビット」「High Color 16ビット」「True Color 32ビット」などのようになっています。よく8ビットカラーという言い方をしますが、これは1バイトですから1色につき256階調の表現が可能であることを表しているわけです。
その他にも1バイトの1024倍を1K(キロ)バイト、1Kバイトの1024倍を1M(メガ)バイト、1Mバイトの1024倍を1G(ギガ)バイトと呼んでいます。WindowsOSをインストールしたことがある方なら(リカバリーCDではなく)、ドライブをパーティションごとに区切ったことがあると思います。一般的にはNTFSの最大パーティションサイズは4096Mバイトとなっていますが、その4096Mバイトという数値を、なんて中途半端な値なんだろうと思った方はたくさんいるのではないでしょうか?しかし、上述したように、1Mバイトの1024倍が1Gバイトであることから考ると、「4096(MB)
X 1.024 = 4000」という結果から、パーティションの最大サイズはぴったり4Gバイトであることがわかるのです。私がはじめてこのことを知ったときは、なんか胸の支えが取れたような心地よい気分になったのを覚えています。