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「ipconfigコマンド」はコマンドプロンプト上でTCP/IPに関する設定情報を表示するためのコマンドで、Windows98/Me/2000/XP上で標準実装されています。ipconfigを実行してわかる情報は、IPアドレス、サブネットマスク値、デフォルト・ゲートウェイ、MACアドレス、DNSサーバーなど実に多くの情報を得ることができるようになっています。その他にもDHCPクライアントとして設定されているコンピュータは、IPアドレスの解放や更新といった作業も行えます。「ipconfigコマンド」の簡易表示を行う際は「ipconfig」、より詳細な情報を得るには「ipconfig -all」コマンドを入力してください。コマンドを実行して表示された情報は各自のネットワーク設定に依るもので、設定は全て「ローカルエリア接続」→「インターネットプロトコル(TCP/IP)」で編集することができます。
◎簡易表示
ipconfig
C:\>
ipconfig
Windows 2000 IP Configuration
Ethernet adapter ローカルエリア接続:
Connection-specific DNS Suffix . :
IP Address. . . . . . . . . . . . : 192.168.0.2
Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.255.0
Default Gateway . . . . . . . . . : 192.168.0.1
◎詳細表示
ipconfig -all
C:\>
ipconfig -all
Windows 2000 IP Configuration
Host Name . . . . . . . . . . . . : server
Primary DNS Suffix . . . . . . . :
Node Type . . . . . . . . . . . . : Hybrid
IP Routing Enabled. . . . . . . . : No
WINS Proxy Enabled. . . . . . . . : No
DNS Suffix Search List. . . . . . : win.kororo.jp
Ethernet adapter ローカルエリア接続:
Connection-specific DNS Suffix . :
Description . . . . . . .: ローカルエリア接続 FNW-9702-T/T3 PCI Fast Ethernet Adapter
Physical Address. . . . . . . . . : 00-89-CC-05-69-XX
DHCP Enabled. . . . . . . . . . . : No
IP Address. . . . . . . . . . . . : 192.168.0.2
Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.255.0
Default Gateway . . . . . . . . . : 192.168.0.1
DNS Servers . . . . . . . . . . . : 192.168.0.1
NetBIOS over Tcpip. . . . . . . . : Disabled
■Windows 2000 IP Configurationの解説
HostName
ローカルホストの名前が表示されます。Windows 2000では、「コントロールパネル」→「システム」→「ネットワークID」で表示されるコンピュータ名がここでも表示されることになります。
Primary DNS Suffix
このコンピュータが所属するDNSドメインの名称を表しています。DNSサフィックスとは、DNSへの名前解決時に自動的に補われるドメイン名のことで、Windows95/98/Meではドメインサフィックスと表記されています。通常、プライマリDNSサフィックスには、そのコンピュータが所属しているドメイン(ローカルドメイン)を記述します。
Node Type
ノードタイプには「ブロードキャスト」「ピアツーピア」「混合」「ハイブリッド」の4種類があります。「ブロードキャスト」はブロードキャストにより、他のノードの名前解決を行い、「ピアツーピア」では、WINSサーバを用いて名前解決を行います。「混合」はブロードキャストによる名前解決ができない場合に、WINSサーバを用いて名前解決を試み、「ハイブリッド」はWINSサーバによって名前解決できない場合に、ブロードキャストによって名前解決を試みるタイプとなります。
IP Routing Enabled
IPルーティングが有効になっているか無効になっているかを表示します。
Wins Proxy Enabled
WINSプロキシが有効になっているか無効になっているかを表示します。 WINSプロキシとは、WINSを利用する際に、他の物理ネットワークのWINSサーバと直接通信することができないホストのために、問い合わせを仲介する役目を担っています。
DNS Suffix Search List
DNSサフィックスのサーチリストを表しており、「TCP/IP詳細設定」→「DNSタブ」で「以下のDNSサフィックスを順に追加する」にチェックをつけて登録を追加すると、この一覧に登録された順にドメイン名の補完が行われるようになります。
■Ethernet adapter ローカルエリア接続の解説
Connection-specific DNS Suffix
コネクションごとのDNSサフィックスのことで、 Windows 2000では接続されたインターフェイスごとにDNSサフィックスを指定できるようになっています。
Description
現在、使用しているネットワークカード(NIC)の名前が表示されます。
Physical Address
MACアドレスが表示されます(参考:「
ARPとRARP/MACアドレス
」)。
DHCP Enabled
DHCPが有効になっているか無効になっているかを表示します。
IP Address
コンピュータに割り当てられたIPアドレスが表示されます(参考:「
IPアドレスとその仕組み
」)。
Subnet Mask
サブネットマスク値が表示されます(参考:「
プリフィックス値とサブネットマスク
」)。
Default Gateway
デフォルトゲートウェイの値が表示されます。ここではルータが所有するIPアドレス(192.168.0.1)が表示されています。
DNS Servers
DNSサーバのIPアドレスが表示されます。Windows 2000ではNICごとに設定を行うことができるようになっています。ここでは、ルータのIPアドレス(192.168.0.1)を指定していますが、プロバイダから配布されたDNSサーバーのIPアドレスを入力した場合は、そのIPアドレスが表示されます(
DNSとは/DNSサーバーの仕組み
」)。
NetBIOS over Tcpip.
NetBIOS over TCP/IP(NBT)が有効になっているか無効になっているかを表示します(参考:「
NetBIOS over TCP/IPを無効にする
」)。
■IPアドレスの解放/更新
DHCPによるIPアドレスの自動取得を行っている場合、「ipconfigコマンド」から手動でDHCPの解放(Release)と更新(Renew)を行うことができます。ルータを購入後、製品によっては意味もよくわからず「ipconfig/release」と「ipconfig/renew」を実行していた方もたくさんいるでしょう。このコマンドはDHCPによって自動的に割り当てられているIPアドレスを解放し(IPアドレスを「0.0.0.0」にする)、さらにDHCPによって再度、自動的にIPアドレスを割り当てるという作業を行っています。この時、ルータのDHCPサーバー機能を有効にしていない場合は、いくらIPアドレスの更新(リース延長)をしようとしてもIPアドレスは自動的には更新されません。このIPアドレスの解放と更新は、IPアドレスが重複してしまったなどのトラブルが発生した場合に、IPアドレスを解放し、DHCPを利用して新たにIPアドレスを割り当ててもらうことによってトラブルを回避することができるようになります。
◎IPアドレスの解放
ipconfig/release
C:\>
ipconfig/release
Windows 2000 IP Configuration
IP address successfully released for adapter "ローカルエリア接続"
この時点で再度、「ipconfig」と入力すればわかってもらえると思いますが、IPアドレスからサブネットマスク値、デフォルトゲートウェイなどの値が全て解放された状態になります。
Connection-specific DNS Suffix . :
IP Address. . . . . . . . . . . . : 0.0.0.0
Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 0.0.0.0
Default Gateway . . . . . . . . . :
◎IPアドレスの更新
ipconfig/renew
C:\>
ipconfig/renew
Windows 2000 IP Configuration
Ethernet adapter PLANEX:
Connection-specific DNS Suffix . :
IP Address. . . . . . . . . . . . : 192.168.0.2
Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.255.0
Default Gateway . . . . . . . . . : 192.168.0.1
LAN内で現在使用されていない「192.168.0.2」という値のIPアドレスがDHCPによって自動的に取得されました。
■DNSキャッシュを確認する
Windows 2000に付属しているDNSクライアントサービスは、DNSキャッシュと呼ばれる機能を提供しており、受け取ったDNSメッセージごとにDNSメッセージの各セクション情報を格納する仕様となっています。DNSキャッシュ機能はDNSクライアントサービスを起動するだけで実行されるようになっており、「ipconfigコマンド」を利用することで現在格納されているDNSキャッシュの情報を確認することができます。コマンドプロンプトに以下のように入力してください。
◎DNSキャッシュの確認
ipconfig/displaydns
下記の例はメールを受信した後に、「ipconfig/displaydns」コマンドを実行して出力された結果です。DNSメッセージの各セクション情報が格納されていることが確認できるでしょう。なお、このコマンドをはじめて実行した方はおそらく相当な数の情報が出力されるはずなので、「| more」を付加して画面ごとに出力したり、あるいはファイルにリダイレクトするなどの工夫を行ってください。なお、これらのDNSキャッシュ情報はクリアすることもでき、その場合は「/flushdns」オプションを指定します。
C:\>
ipconfig/displaydns
Windows 2000 IP Configuration
localhost.
------------------------------------------------------
Record Name . . . . . : localhost
Record Type . . . . . : 1
Time To Live . . . . : 31407543
Data Length . . . . . : 4
Section . . . . . . . : Answer
A (Host) Record . . . :
127.0.0.1
ns-os001.ocn.ad.jp.
------------------------------------------------------
Record Name . . . . . : ns-os001.ocn.ad.jp
Record Type . . . . . : 1
Time To Live . . . . : 81014
Data Length . . . . . : 4
Section . . . . . . . : Answer
A (Host) Record . . . :
203.139.161.37
dns2.plala.or.jp.
------------------------------------------------------
Record Name . . . . . : dns2.plala.or.jp
Record Type . . . . . : 1
Time To Live . . . . : 1790
Data Length . . . . . : 4
Section . . . . . . . : Answer
A (Host) Record . . . :
210.153.0.130
◎DNSキャッシュのクリア
ipconfig/flushdns
C:\>
ipconfig/flushdns
Windows 2000 IP Configuration
Successfully flushed the DNS Resolver Cache.
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